航空機用アルミニウム合金の系統化調査
歴史 · 2024/10/24
この報告書は下記のサイトからダウンロードできます。 よろしかったらご覧ください。 https://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/130.pdf この報告書は2021-2022年国立科学博物館産業技術史資料情報センター主任調査員としてまとめたものです。いずれ英文にする予定です。 ■要旨...

ジュラルミンから超々ジュラルミンまでー合金開発の歴史と今後の課題
歴史 · 2021/07/31
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「超々ジュラルミンと零戦」正誤表
歴史 · 2021/07/31
読者の皆様へ 「超々ジュラルミンと零戦」急いで出版したものでいくつか誤りが見つかりました。謹んでお詫び申し上げます。

デモクリトスの原子論と材料学
材料 · 2021/06/16
材料の結合・構造・物性・反応を統一して議論するには,階層的には,素粒子である電子・光子にまで立ち返る必要があること,歴史的には電子と光子の変化・運動という視点が必要であること」,そのためには量子力学の基礎概念が必要であると述べている。さらに「電子と光子の変化・運動を規定し,材料の結合・構造・物性・反応を通して指導理念として働く根本概念」は「原子は空虚がなければ運動できない」とのデモクリトスの思想に行き着く。ここでいう空虚とは電子にまだ占拠されていない空席の状態を指す。空席の存在は結合では金属結合をもたらし,空席の不在は共有結合や静電結合をもたらす。

ボーキサイトの起源
原料 · 2021/06/09
1.地球の構造  地球の構造は,地球は地殻(5-70 km),上部マントル(70-670 km),下部マントル(670-2890 km),外核(2890-5150 km),内核(5150-6360 km)に分けられている。...

材料 · 2020/10/19
元素単体の個体としての強度は何で決まるか? 大学で金属の講義を受けるとまず格子欠陥の説明があり,転位(dislocation)を教わる。この転位をベースに強度理論が作られている。したがって,転位ありきの理論で転位が存在できないような共有結合性物質や転位がそもそも存在できないような高純度の金属の強度について説明できないことになる。...

歴史 · 2020/09/18
20世紀は航空機の発展の時代で,その航空機に欠かせなかったのはアルミニウム材料である。20世紀初頭にドイツで発明されたジュラルミンがツェッペリン飛行船に採用され,その後それよりも強度の高い超ジュラルミンが米国で開発された。しかし日本海軍はさらに強度の高い合金の開発を住友金属に要請し、五十嵐勇によって<世界最強の超々ジュラルミン>が産まれた。それを零戦主翼の桁材に採用したのが三菱重工の堀越二郎である。  太平洋戦争中、米軍は無傷の零戦を発見してその強さの秘密を徹底的に探り,主翼に超々ジュラルミンが採用されていることを見つけアルコアに同等の合金を開発させた。これが戦後航空機材料の主力となる7075合金である。本書では超々ジュラルミンの材料開発の歴史と零戦に採用された経緯を明らかにし,7075合金はじめとする戦後の航空機材料開発の進歩を明らかにする。

材料 · 2020/06/13
写真はAl-Zn-Mg 合金のGPゾーンである。GPゾーンというのは1936年GuinierとPrestonがAl-Cu合金が初期に硬くなる現象をX線で解析して,Cu原子がAl格子中に規則的に配列する構造を同時に発見して彼らの名前の頭文字をとって名付けられた構造のことである。Al-Cu合金ではCu原子が特定の面に沿って並ぶことが生じる。アルミニウム合金では焼入れしてから,室温に放置しておくと硬くなる現象を時効硬化と呼んでいる。硬化機構にはその他固溶体硬化,加工硬化がある。この硬化機構を化学結合(金属結合,共有結合,静電結合)の観点から説明する。

材料 · 2020/03/10
ほぼ2年前,出版社のNOVAより 「Dear Dr. Yoshida, We have learned of your published research on recrystallization and would like to invite you to participate in our publishing program. Your submission of one or more original research or review chapter(s) for our upcoming hardcover edited collection (by selected invitation only) tentatively entitled: Recrystallization: Types, Techniques and Applications The deadline for the abstract is March 10, 2018 and for the completed chapter...

アルミニウムの回復・再結晶とは?
材料 · 2019/12/18
アルミニウムおよびアルミニウム合金の回復・再結晶の現象およびそのメカニズムについて解説する。

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