原料

ボーキサイトの起源
原料 · 2021/06/09
1.地球の構造  地球の構造は,地球は地殻(5-70 km),上部マントル(70-670 km),下部マントル(670-2890 km),外核(2890-5150 km),内核(5150-6360 km)に分けられている。...

原料 · 2017/09/13
岩石を作っている鉱物が「造岩鉱物」で,造岩鉱物はほとんどケイ素と酸素で成り立っている。このような鉱物を「ケイ酸塩鉱物」という。この鉱物の結晶は図のようなケイ素1個と酸素4個が正四面体の形で繋がったものを基本単位としていて,この正四面体SiO4が様々な形に集まってできている。ケイ素は4個の外殻電子を有し,酸素は6個の電子を有している。ケイ素は4つの酸素から1個ずつ電子をもらって8個になり安定化するが,酸素はケイ素から1個電子をもらうが,まだ1個電子が不足した状態となっている。このためほかの原子や分子とくっつき,様々な結晶を作り出す。「三つの石で地球がわかる」から代表的なケイ酸塩鉱物を紹介する。

原料 · 2017/08/31
何と刺激的なタイトルだろう!昔,地学の試験の時には岩石の種類を丸暗記しないと覚えられないことを思い出します。今でも鉱物の美しい写真集を見るたびに鉱物の名前が難しすぎて覚えられないので,すぐにこの本を手にとって買ってしまいました。この本の著者,藤岡博士は3つだけ覚えれば地球の基本がわかるといいいます。その三つの石の名前は「橄欖(かんらん)岩」,「玄武岩」,「花崗岩」です。

原料 · 2017/08/19
ボーキサイトとは岩石であって,一つの鉱物ではなく,多くの鉱物の集合体です。写真はWikipediaのボーキサイトの項から引用したものです。鉱物の半分以上は酸化アルミニウムですが,ほとんど水和物の水酸化アルミニウムとなっています。Al(OH)3で表わされるギブサイト(Gibbsite),AlO(OH)で表わされるベーマイト(Boehmite)が代表的な化合物です。その他ベーマイトと同じ水分を含み,構造は全く異なったHAlO2で表わされるダイアスポア(Diaspore)があります。

原料 · 2017/08/11
ボーキサイトについては採掘現場を見たことがないので,そもそもどのような状態で産出されているのか知りません。今手元にあるのはO氏から頂いた写真に示すような半径数ミリから10ミリメートル程度の粒状のボーキサイトです。ハンマーで叩くと簡単に割れ,粒の外表面はリンゴの皮のように一皮被っていた様子が観察されました。ネットでボーキサイトを検索すると,いろんな形状があるようです。しかし,なぜ丸いのであろうか,なぜ一皮被っているのだろうか,いろいろな疑問が湧いてきました。

原料 · 2017/08/08
ボーキサイトというと写真のように熱帯地方で露天掘りのようにして採掘している様子がすでにインプットされていて,高温多湿下で岩石の風化作用によってできたものと思い込んでいましたが,レ・ボーでは坑道を作りボーキサイトの鉱脈を探しながら採掘していたようです。ボーキサイトの形成機構にはいろいろあることがわかりました。

原料 · 2017/08/07
帰国して,アルミニウムの原料に関してそれまであまり関心を持っていなかったことに気がつきました。図書にあるアルミニウムの製錬に関する本を調べていると,森永卓一博士の「アルミニウム製錬」(日刊工業新聞社,1968年発行)に出会いました。当時,森永博士については,鋳物関係や非鉄金属に関する著書が多い方としか知りませんでしたが,アルミニウム技術史を調べていくうちに戦前の満州軽金属で満州で多く産出する礬土頁岩からアルミニウムを製造するための生産技術確立に大きな貢献をされた方だということがわかりました。

原料 · 2017/08/06
この付近は白い岩が突き出していて,アヴィニョンからアルルまでの電車の車窓からも同じ風景がみられました。現地で購入したガイドブックによれば,この一帯はアルピーユ山脈の端に位置し,アルプス山脈とピレネー山脈が形成された時の地殻変動で海底から隆起してできた石灰岩の地層であるとのこと。

原料 · 2017/08/06
レ・ボーに行ってみたいと思ったのは,横浜のT先生の紹介がきっかけでした。2006年,入社30年記念で一週間のリフレッシュ休暇が取れることになり,6月に妻とフランスに行くことにしました。どのような場所でボーキサイトが発見されたのかに興味があり,レ・ボーについて調べていると廃墟になった城跡がでてきて,この舞台はどこかでみたような既視感があり,これは何だろうととても気になりました。

原料 · 2017/08/05
レ・ボーはアヴィニョンとアルルの中間にありますが,観光地化されている割には結構不便でした。2006年当時,直通のバスはアルルから夏場しか出ていないとガイドブックには書いてありました。

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